モトクロス初めて生観戦しました。 5/15(土)16(日)の2日間を通して行われた、D.I.D全日本モトクロス選手権2021第2戦 【関東大会】 埼玉トヨペットカップです。 厳しい状況の中でのレース開催でしたが、しっかりとしたコロナ対策を取りながら選手、スタッフ、運営と関わる方々が頑張っておりました。 会場にはバイクのエンジン音が響き渡り、タイヤに巻かれて飛び散る泥、レース前後にコースを整える重機 […]
disport → [di]sport → sport[s]スポーツという語はもともとフランスの古語で「気晴らし」を意味する「disport:ディスポート」(港から離れる)から来ている。 スポーツ自体は実態の無い概念であり、基本的にはイングランドが起源である。ではなぜ、フランスやドイツやイタリアではなかったのだろうか? それは英国における階級とライフスタイル、「産業革命」によって及ぼされた影響が大 […]
3種類の顧客「ファン・メディア・スポンサー」スポーツにおける第一の重要な顧客がファンです。ファンの数が増えるとメディアがそれを取り上げるようになり、露出が拡大しスポーツにメディア価値が生じるようになります。そこには放送権という対価を支払う第二の顧客のメディアも参加してきます。そして、メディア価値を利用する第三の顧客であるスポンサー企業が出現することになります。メディアはファンとスポンサーを繋ぐ媒介 […]
ステークホルダーとは、「ビジネス上の利害関係者」を意味します。スポーツビジネスにおいては、ステークホルダー(利害関係者)は多様であり複雑なのが特徴です。また、その多くが関わるだけでなく、幾重にも別の機能を持っています。 したがって複数の利害関係が生じ、ステークホルダー間にも市場が形成されています。それらの複雑に重なり合った利害関係を正確に把握することが、スポーツビジネスを理解する上での基礎本的視点 […]
スポーツが持つ意味には多面性があり、場面によっていろんな顔を見せます。私は事業としてスポーツマーケティングを行なっていますが、人とスポーツについての会話をしてると、微妙に論点が噛み合わない事があります。ビジネスになると顕著に現れ、それはスポーツの持つ特異性によるものだと分かります。 スポーツマーケティングはあまり浸透しておらず、まずこの用語の共有と説明を行わなければ、意図が伝わらず同じ方向に話が進 […]
広告露出型から、スポンサー企業の経営課題や社会課題の解決への貢献を中心とした形へのシフトが始まっています。今後も広告露出型が無くなることはありませんが、企業とスポーツの関わり方が「スポンサーシップからパートナーシップへ」という流れに変化しています。 競技団体やスポーツチームなどの収益の柱であるスポンサー収入ですが、スポーツ側から提供する“対価”が変容しています。多くのスポーツ興行は新型コロナウィル […]
スポーツが持つ公共性がビジネス上、どの様な影響を与えるかを考える事が重要です。また、公共性を担保する上では透明性の要素の理解が大切です。 まずはじめに「公共性」という用語を整理します。公共性とは(公共的に)あるものではなく、(公共的に)つくられるものです。すなわち、「ルールを守る」「他者を尊重する」「自立した思考」「思考と行動の一致」などです。これにより、法律や制度が機能していきます。これらの機能 […]
商品としてのスポーツ 結論から言うと、TVメディアの拡大と発展がスポーツの世界化と商品化を促し、スポーツビジネスの市場や産業化とスポーツマーケティングの基盤の形成を行いました。 以前は日本でもスポーツは基本的に娯楽であり、それ以上ではなかったようです。それが発展したきっかけは1964年の東京オリンピックです。海外に衛星中継で放送された初の大会となり、その後スポーツ中継の海外テレビ放送が一般的になっ […]
ミッションは2つに集約される「競技力を向上させる(強くなること)」上昇方向へ展開「競技を啓蒙普及させる(ファンを増やす)」水平方向へ展開 ものの見方や考え方を近代(モダン)の「理性・進化・啓蒙」を通して考察しスポーツに置き換えた時には下記の様に捉えられます。理性=「ルールや規律守る・フェアプレイ」進化=「パフォーマンス向上」啓蒙=「競技の普及や振興」 スポーツは近代(モダン)のロジックを体現してい […]
スポーツ産業と他産業との違い 大雑把に8割方は同じです。残りの2割の違いを生じさせているのは何か?それには「市場構造」と「ステークホルダー」を比較することで理解できます。市場は供給者、商品、顧客、対価、交換、競合という6つの要素から成り立っています。 最も大きな違いはその中の「商品」です。スポーツの商品(プロダクト)には生産過程に特徴があり、また、スポーツ=「公共性」という要素がある為ステークホ […]